この時期は、いろいろな準備をしていました。
まずFMかほくの番組が4月で終了するので、終了までの選曲と録音作業を行っていました。できるだけ早くラジオの仕事は終えて、ジンの仕事に集中したかった、というのが本音です。
そして、事務所で使用するタペストリーのポスターを注文したり、とりあえず珠洲で生活するため最低限必要な、小型冷蔵庫、机、椅子、そして、コットというキャンプ用簡易ベッドを発注しました。そして、WifiルーターとWifiの申し込み、さらにISPとの調整など、上げていけばきりがないほど色々と雑務がありました。とはいえ決めたことですから、あまり悩まずに思いつくまま馬車馬のようにこなしていた気がします。何が必要で何が必要じゃないか、リストに書き出して、整理を始めました。必要ないものはどんどん捨てて行きました。
一方、輸出通関についても再度確認をしました。本当に自分が送る乾燥植物は熱消毒が必要ないのか、もし必要な場合は消毒検査のプロセスが毎回かかります。それは大変な手間になることが予想されました。今回は、事務所が珠洲になったので、聞き先が横浜ではなく、名古屋の通関事務所になりました。名古屋の通関の担当者の方はとても丁寧で、かつ聡明な女性で、調べてもらったところ、最終的に、私の内容だと検査が必要ない、ということがわかりました。これはとても大きな結果でした。横浜では、何度も電話しても結論が出ず、イギリスに聞かなければならない、ということになり、イギリスに何度も聞いて最終的に検査サービス会社の確認サービスまでお願いしていたのですが、名古屋ではその日のうちに回答がきました。本当によかったです。今思うと、ウェールズの方で、アテと椎の実を外してくれていたから、確認もスムーズだったようです。何事も結果オーライなのでした。
ただ、今思うと、このころの猪突猛進が落とし穴だったのです。
事業の移転届を、芝税務署に届け出ました。何しろ3月19日に転居届を出していたので、ある程度急ぐ必要がありました。結果、3月26日付で、珠洲市への移転届を提出しました。
これがとんでもない落とし穴だったのです。
石川県での移住補助金が、実は4月1日以降事業を石川県内で開始した方対象、となっており、私の場合は、5日早く届出を出してしまったために、補助金の対象外になってしまいました。一生に一度しかない大きなチャンスを、ものの見事に落としてしまったのです。
典型的な慌て者です。残念で仕方がありませんが、後の祭りです。これを教訓に、気を引き締め直しました。これもこれから先、結果オーライであることを願います。涙。
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