6月のこの時期は、ISICOが主催する「いしかわ中小企業チャレンジ支援ファンド」の申請をしていました。
このチャレンジファンドでは、トニックウォーターの開発という内容で申請を行いました。元々、能登ヒバの香りに影響を受けジンを作ってみようとスタートしたものの、肝心の能登ヒバの香りがジンに使われないことになり、困ったな、と思っていました。そんな時に、じゃあトニックの方に香りをつければいいのでは、という発送になり、完全に妄想の世界でのトニックウォーターを題材にしたビジネスプランで申請を行おうということになりました。
まだ試作品もできてない中での申請だったので、かなり無謀な内容だったと思いますが、ISICOの松本さんが丁寧にサポートしていただいたおかげで、どうにかまとめていくことができました。
とはいえ、書き始めると、問題の連続でした。どこの工場にOEMするの?原料はどうするの?どういう市場を狙いに行くの?そもそもそれってプロダクトアウトでニーズはどこにもないんじゃないの?など、考えれば考える度に壁にぶつかりました。それでも少しでも可能性があれば、OEM企業に連絡をして、可能性を探っていました。毎日毎日書類に向かい、ちょっとずつ修正しては、また考えるという日々を過ごしました。
発想自体は、NEROLIDOLさんからいただいたインスピレーションや、NOTOHIBAKARAさんからいただいた支援など、組み合わせていけば近いものになりそうではあったのですが。頭を捻りながら、夕方買い物に出かけると、綺麗な飛行機雲が空に残っていました。
荒井由実のひこうき雲が聞こえてきそうでした。
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