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執筆者の写真Yuki

金沢七尾で物件探し

日曜の朝は早く起き、金沢駅西口のバス停からスタートになりました。


まずはかねてから行ってみたかったNOTOHIBAKARAのベイカリーを訪ねることにしました。NOTOHIBAKARAベイカリーは加賀木材さんのやっているベイカリーで地元では有名だと思います。この日、イートインでゆっくりしていたのですが、その間にもひっきりなしに車でパンを買い求めてくる人たちが後を絶ちませんでした。パン一つ一つはそれなりに値のするものでしたが、どんどん売れていきます。また、ジェラートやソフトクリームだけを買い求めに来る人も多く、金沢の人たちの生活水準の高さや豊かさを実感しました。


このベイカリーは、加賀木材さんの木材を使ってとても居心地の良いスペースになっていました。消毒スプレーも、能登ヒバのエッセンシャルウォーターで、室内がとてもくつろげる温かい雰囲気に包まれています。そんなところからも、パンが人気になっているのかもしれないと思いました。


NOTOHIBAKARAベイカリーでお腹もいっぱいになったし、待ち合わせの不動産までは歩ける距離だったので、歩いて向かいました。ところが、歩いてみるとそこそこの距離があり、待ち合わせに30分ほど遅刻してしまいました。

それでも不動産の皆さんは親切に対応していただきました。当初は、かほく市の住宅や、津幡町の新築、羽咋市の無料分譲用地などもみて回る予定でしたが、結局、中古マンション物件に絞りました。4箇所ほど見て回りましたがどれも魅力的な物件ばかりで、東京での暮らしより、よっぽど豊かな暮らしができそうな様子でした。やはり居住スペースが広いのは魅力です。かなり幅広く回っていただいたおかげで、金沢の街の様子も何と無くわかりました。今まで行ったことのなかった山側の方も回っていただき、いろいろな発見がありました。


金沢駅で降ろしていただき、午後2時台の列車で、七尾を往復することにしました。妻が見つけていた七尾市に一つだけある14階建のタワーマンションを見てみたい、ということだったので、4時の待ち合わせに列車で向かうことになりました。コロナ禍ということもあるでしょうが、七尾市は思った以上に静かな街でした。14階のタワーマンション、東京では14階ではタワーではないでしょうが、七尾市だと街中でひときわ大きな建物になっておりすぐにそれはわかりました。マンションの営業の方と玄関で落合い、内覧させてもらいました。設備はそこそこでした。最上階の14階展望室から見える海側の景色は広々として、気持ちよく、こんなところでワーケーションできたらいいなぁとも思えました。実際の売りに出されていた部屋も広く、十分すぎるくらいの景観と設備でした。たっぷり説明を聞いた後、廊下に出た時に、妻に変化がありました。七尾湾に面した廊下には屋根がなく自然の風が吹いてきました。その風には港からの市場の匂いがあり、彼女の苦手な魚の匂いが漂ってきたのです。確かに目の先にはスギヨのビルもあり、加工場の匂いもあったのかもしれません。この時点で、ここでの選択肢はなくなりました。最後、720年から続く印鑰神社を参拝してから帰りました。


帰りの電車に乗る頃にはすっかり日も暮れ、金沢駅に戻り、新幹線で東京に戻りました。金沢の豊かな生活と、能登ヒバと珪藻土を使った加賀木材の注文住宅に憧れをもちながら、現実の世界に戻って行きました。



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