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執筆者の写真Yuki

金融公庫融資申込み

津幡町からトンボ帰りで帰ってきてからは、とにかく事業の準備を前に進めようと、やるべきことをリストに書き出して行きました。


そのリストの最初に書いたのが、日本政策金融公庫への融資の申し込みでした。昨年参加した創業塾のおかげで、優遇金利が受けられることがわかっていましたので、まずは新創業融資制度という制度を活用することを決めていました。事業計画書や、企業概要書をまとめていく作業を、日曜日一日かけて行いました。


個人事業のお金の心配は日本政策金融公庫にお願いする、と決めていました。それまで、いくつかの選択肢を考えていましたが、金利の優遇のある金融公庫が一番安心できる選択でした。借りると行ってももっとも小口のレベルなので、金利はほとんど関係ないレベルかもしれないんですが、小心者の私には、安心が必要だったのです。


改めて事業計画をまとめてみると、いかに自分の計画が無謀であるか、わかってきます。一体いつになったら儲かる事業になるのか、計画書を作ってみると全然儲からない事業です。それはわかっていました。事前に、グローバルジンギャラリーで話を聞いていた時も、ジンの輸出や輸入は儲からないから、相談にくる人たちも驚いて、話だけ聞いて帰っていく、という話を聞いていました。じゃあ、なんで自分はわざわざそれをやるのか。理由は、ただやりたいから。自分が今回この世にいる間に、何か自分でやってみたい、自分、というものを形にしたい、それがこのかたち、ということでした。なぜそれがこれになったのかはわかりません。自分の潜在意識の深いところに流れ込んで行った様々な出来事が、長い時間をかけて浸漬され、現実が実現可能になるちょうど良いタイミングで呼び出したところ、この形になった、ということなんだろうと思います。


この日曜日は、集中して一気に書き上げた融資申込書を、金沢の日本政策金融公庫に送付して、一日を終えました。



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